犬に「玉ねぎ」を食べさせるのはダメって本当？嘘？

犬に玉ねぎをはじめとするねぎ類を食べさせるのは絶対ダメと思い込んでる飼い主さんがあまりに多いようなのですが、本当にそうなのでしょうか。

いろいろと調べてみたところ、玉ねぎを食べたことによる犬の健康被害が報告された例はほとんどありません。

ほとんどないということなのでゼロではないのですが、それを言うなら他の食物でも同様のことが言えます。

なにも玉ねぎだけに限った話ではないのです。

これだけ絶対に食べさせてはいけないと大騒ぎされる玉ねぎなのに、実際に病気になったとか死んでしまったという記事がほぼゼロなのは運営者youのパソコンが壊れているからでしょうかｗ

以下に根拠を示していきますが、犬に「玉ねぎ」を食べさせても大丈夫ですか？という問いには適量なら全く問題ありませんと言うのが運営者youの回答になります。

玉ねぎってどんな野菜？
食べ過ぎが良くないのは当たり前
SNSによる都市伝説拡散説？
犬に「玉ねぎ」を食べさせるのはダメって本当？嘘？のまとめ

玉ねぎってどんな野菜？

玉ねぎの詳細な成分や栄養素についてはこの記事では割愛させていただきますが、玉ねぎなどに含まれるアリルプロピルジスルファイドという物質がヘモグロビンを破壊し貧血や血尿が出る場合があるので危険ということらしいです。

玉ねぎは通年出荷される野菜なので、いろんな料理の食材として利用されています。

運営者youは玉ねぎが大好物です。

おかげでいい年になっても血液はサラサラです。

ともあれ、具合が悪くなったワンちゃんがほんとにネット上で見つからなかったんですが、かろうじて1匹だけ具合が悪くなったワンちゃんを見つけました。

あるペットショップで飼っているパピヨンちゃんです。

そのパピヨンちゃんは飼い主が食べ残した酢豚を食べてしまい、貧血状態になったというのです。

いやいやいや、ちょっと待ってください。

酢豚といえば人間が食べても超こってりした料理ですよね。

人間が食べても味の濃い料理を誤って犬が食べてしまったんですから、具合が悪くなるのは当たり前じゃないですか。

それを具材に使っていた玉ねぎだけを狙い撃ちして玉ねぎが原因であるかのような記事にするなんて玉ねぎさんが不憫でなりません。。

これだけ犬に玉ねぎを食べさせるのは危険と言われながら、実際に具合が悪くなったという報告がほとんどないということは、「ぶどう」の件と同じく都市伝説なのかもしれませんねぇ。

食べ過ぎが良くないのは当たり前

まず、お伝えしたいのは、ワンちゃんに玉ねぎ与えすぎるは当然よくないです。

ワンちゃんにとっての玉ねぎの適量はワンちゃんの体格にもよりますが、薄く輪切りにした一切れ程度です。

それではその根拠を具体的に見てきます。

一般的に犬の一日の食事量は

体重×2.5％

と言われることが多いようです。

仮に体重5kgの犬であれば、

一日の食事量は125ｇ

ということになります。

多くの犬は1日2回の食事を与えられていると思うので、1回の食事は60gちょっとということになります。

人間に例えてみても、運営者youの体重は60kgですから、体重×2.5％とすれば一日の食事量は1500gになりますので、まあ、妥当な量だということは分かります。

では、玉ねぎ1玉は何gかというと、中サイズで200g前後です。

1回の食事で玉ねぎだけ与える飼い主さんはいないと思いますので、薄く輪切りにした一切れを料理に使ってあげるくらいであればヘモグロビンが破壊されるなんてことはまず起こりません。

しかし、薄く輪切りにした一切れが10gくらいとすれば、1回の食事量（約60g）で玉ねぎを使う分量としては少し多すぎるかもしれませんね。

SNSによる都市伝説拡散説？

こちらはgoogleトレンドによる「犬　玉ねぎ」の検索ボリュームの結果です。

2011年の途中から検索ボリュームが急増しています。

2011年以前から犬に玉ねぎを食べさせるのはやめておいた方がよいという話はあったのですが、ほとんどの飼い主さんはそんなこと知らなったのではないでしょうか。

折しもTwitterやFacebookが日本で爆発的に普及した時期とリンクします。

もしくはこの時期にテレビの番組で紹介された可能性もありますね。

したがって、2011年以前は他の野菜同様多くのワンちゃんが玉ねぎをおいしく食べていたのではないかと推測されます。