[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”走る犬.gif” name=”ワンちゃん”]桃は僕たちを元気にしてくれる素晴らしい果物だワン![/speech_bubble]
今年も「桃」がおいしい季節になってきました。
スーパーでは桃の缶詰が1年中売られていますが、やっぱり桃と言えば夏の果物です。
そんな旬の果物なだけに夏にかけて食卓にあがる機会も増えることと思います。
そんな旬の果物の桃をせっかくなのでワンちゃんにも食べさせてあげましょう。
きっとワンちゃんも大喜びです。
でも当然ですが与えすぎは禁物ですよ。
また、ネット上には桃は食べさせない方がいいという記事があり、飼い主さんの不安を煽っているものもあります。
決してそんなことはありませんのでご安心ください。
今回の記事ではその根拠もしっかり書いていきます。
犬に「桃」を食べさせても大丈夫ですか?という問いには、
と言う回答になります。
犬にとっての桃とは?
桃は中国が原産の果物で、中国では3000年以上前から食べられていた歴史ある果物です。
日本では縄文時代末期の遺跡から桃の種が発掘されているらしく、日本人も古くから桃を食べていたようです。
また日本では桃→桃太郎→岡山県というイメージがありますが、年間収穫量では山梨県が日本一です。
岡山県の桃の年間収穫量は第5位で全体の約6%ほどです。
桃の栄養面を見てみると注目されるのは「カリウム」と「カテキン」になります。
カテキンと言えば真っ先に緑茶をイメージするのですが、桃にもカテキンが含まれているなんて嬉しいですね。
カリウム
カリウムは筋肉の動きを良くする働きがあると言われているのでいつも活発に行動しているワンちゃんには嬉しい効果・効能です。
他にも血圧を下げる働きがありますので高血圧の予防に役立ちます。
また動脈硬化を防ぐ働きもあると言われています。
特に高齢のワンちゃんには嬉しい効果・効能ですね。
カテキン
カテキンはポリフェノールの一種とされています。
このカテキンには、
- 動脈硬化や心臓病
- 抗ガン作用
- 糖尿病
- アンチエイジング
などに効果があると考えられています。
こちらもワンちゃんには嬉しい効果・効能ですね。
このように桃はおいしいだけでなく、栄養面でも素晴らしい果物なのですが、くれぐれもワンちゃんに与えすぎは禁物ですよw
犬に桃の皮を誤食させてしまった!
テーブルや台所に果物の皮をむいた後そのままにしておいて、ワンちゃんが誤って食べてしまったということはよくある話です。
誤食した量にもよりますが、果物の皮には皮で栄養が含まれています。
桃の皮は非常に薄いので誤って食べてしまったとしてもそれほどの量にはならないはずです。
ここは飼い主さんはあわてずしばらく様子を見てあげてください。
間違っても無理に吐かせるようなことは絶対にしないでください。
犬に食べ物を吐かせる方法として塩を舐めさせるというとんでもない情報がネットでは流れています。
動物病院のサイトでもこの方法を勧めていることがあるので困ったものです。
特に変わった様子がなければ動物病院に連れて行く必要もないでしょう。
犬に桃の種を誤食させてしまった!
犬に桃を食べさせない方がいいと飼い主さんの不安を煽る記事を上げているのはどうも桃の実部分ではなく、「桃の種」のことを言っているようです。
そりゃそうだろって話です。
桃の種は他の果物と比べて大きいのでそのまま飲み込んでしまったのであれば、お宅のワンちゃんのうんちと比較して桃の種の方が明らかに大きければ注意深く経過を観察する必要があります。
しかし、誤食であればうっかり目を離したスキに食べてしまうことが多いです。
でも、
種をバリバリと噛み砕いたのであれば特に心配することはないでしょう。
一部サイトの中には桃の種には「アミグダリン」という青酸配糖体が含まれており、体内で分解されるとシアン化水素を発生させ、中毒になったり死亡したりすると書いています。
しかも、飼い主さんの不安だけ煽っておいて、どれくらいで致死量になるかも書かずに記事を放り投げています。
私の方で補足すると「アミグダリン」の致死量は未成熟なウメの種で人間の場合、100個~300個と言われています。
仮に犬に置き換えたとしても桃の種を1個や2個噛み砕いで食べたとしても中毒になるなんてことはあり得ません。
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
また「アミグダリン」は果実が成熟していくに連れ減少していくと言われています。
当然スーパーで買ってきた成熟した桃の「アミグダリン」は心配する必要はありません。
ただ、だからと言って桃の種は進んで食べさせるものではありませんのでみなさんも誤食させないように気をつけてください。
犬に桃は食べさせていいけど桃の缶詰はダメ
桃の缶詰はたしかにおいしいですが、あり得ない量の砂糖が入っています。
砂糖はジワジワと確実に健康をむしばんでいきます。
それはワンちゃんとて例外ではありません。
ワンちゃんには食物本来に含まれている糖質、糖分だけで十分です。
(人間も本来そうなんですけどね…。)
したがって犬には桃の缶詰は食べさせないようにした方がいいと思います。
犬にとって「桃」はおすすめの有益な果物です、のまとめ
今回の記事はお役に立っていただけましたでしょうか。
犬の飼い主さんの不安をあおるトンデモ記事を真に受けなければ桃がワンちゃんにとってもすごく有益な果物だということがお分かりいただけたと思います。
特に「カテキン」はワンちゃんに緑茶を飲ませるわけにはいかないので、貴重な栄養源になると思います。
与えすぎと種の誤食にだけは気をつけて、人間もワンちゃんも夏の味覚を味わいましょう!
こちらに運営者youの犬の食餌についての所感の記事を書いていますので、もしお時間があれば読んでいただけたら嬉しいです。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”走る犬.gif” name=”ワンちゃん”]最後まで読んでいただきありがとうございました。ワン![/speech_bubble]
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