ガンにならない(予防できる)食事や食品などはないという話

この日本では2人に1人はガンになり、3人に1人はガンで死亡すると言われています。

みなさんも何度もこのことは聞いたことがあるかと思うのですが、はっきり言ってこのガンになる確率の高さは異常です。

この世に生まれてきた以上、すべての人は「死」から免れることはできないのですが、先の将来で自分の死因はなんだろうと考えた時、ガンで死ぬものだと思っておけばおおよそ間違いはないでしょう。

私も自分の死因はガンなんだろうなと思っています。

誰だってガンになりたくはないのですが、だからと言ってガンにならない(予防)のために食事や食品に気を配っても無意味だと思うのです。

ガンにならない(予防)のためには食事だけではなく適度な運動や休息、ストレス管理も必要になると思います。

今回の記事では「なぜ食事や食品に気を配ってもガンを予防できないか」ということを書きます。

ガンとは何かをあらためておさらい

ガンとは「正常な細胞が突然変異を起こしたガン細胞が腫瘍となり死に至らしめる病気」だと言われています。

このことに異論を唱える人はあまりいないと思います。

健康な人の体にもがん細胞は毎日できているけど、増殖を始める前にそれを食い止めているとも言われています。

今も自分の体のどこかにもガン細胞があると考えたらちょっと怖いですね^^;

では食事や食品に気を配ることで正常な細胞の突然変異を食い止めることは可能なのでしょうか?

ガンは生活習慣病

このこともみなさんよくご存じだと思います。

常識ですね。

三大生活習慣病と言えばガン・心筋梗塞・脳卒中と言われています。

ガンになるような生活習慣を現代の日本人はついついやってしまっているのですね。

たしかに食生活を変えることで生活習慣を変えることは有用な気もしますが、果たしてどれだけ有用なのでしょうか。

食生活を変えれば細胞の突然変異を食い止められるのか?

「食生活の改善」と「正常な細胞の突然変異を食い止める」ことに因果関係はどれだけあるのでしょうか。

このことに現代医学ははっきりとした解答は出せていません。

もちろん正しい食生活や栄養のバランスが取れた食事をすることが健康な生活を送る上で大切であることは言うまでもありません。

正しい食生活は健康な生活を送るための絶対条件だと言えます。

これを食べればガンの予防になるという食事も食品もない

現代医学ではガンという病気のメカニズムの全容解明にまでは至っていません。

ガンになる原因と思われる要因があまりに多岐にわたり、また複雑で、かつ個人差があるからです。

糖分や塩分を控えめにしたり野菜を多く摂るなどの食事に切り替えることで食生活を改善することはもちろん可能です。

ただ、現代医学ではこれを食べればガンの予防ができるとか特定の食品に対し有用性を認めているものはひとつもありませんのでご注意ください。

人類の歴史からガンと食生活を考えてみる

進化論を前提とした場合、諸説ありますが人類が誕生して500万年と言われています。

ここまでの人類の歴史(500万年)を1日とした場合、1時間は20万年です。

1分は3500年です。

1秒は58年です。

私たちの生活はたった2秒ほどの時間であまりに劇的な変貌を遂げてしまったのです。

この2秒はそれ以前の23時間59分58秒をはるかに凌駕する勢いです。

おそらくこの劇的な生活習慣や食生活の変化に体がついていっていないのでしょう。

私たちははからずも快適で豊かな生活と引き換えにガンという病気を選択してしまったのではないでしょうか。

現代文明はもはや後戻りできない

今後の医学の発達でガンの全容が完全に解明され、人類がガンを克服する日もそう遠くはないでしょう。

しかし好きなものを好きなだけ食べることができるようになった現代の日本人がガンをはじめとするあらゆる病気を防ぐために食生活を改善するには「あまりに誘惑が多い」と思うのです。

好きなものを好きなだけ食べれる環境の中で今後の健康のために自分を律することができるほど人間の意思は強くありません。

また、化学調味料や添加剤がまったく入っていない食事だけを毎食毎食摂り続けることは現代の日本においてはほぼ不可能です。

ガンにならない(予防できる)食事や食品などはないという話のまとめ

おそらく本当にガンの予防に努めようとするならば、現在の仕事を辞めてどこか環境の良い田舎に引っ越して有機栽培の自給自足の生活を送るくらいの覚悟がなければこれまでの溜まりに溜まった悪しき生活習慣を断ち切ることは不可能だと思います。

お酒が大好き!お肉も大好き!油っこい料理も大好き!味がしっかりついてないと食べた気がしない!ケーキもお菓子もみんな大好き!な人がガンになりたくないなんてあまりにムシが良すぎます。

小手先の食材を少し変えたところでガンを予防するなんていくらなんでも到底無理ですよ、そりゃ^^;

人間は弱い生き物です。

自分の体に必要のないたくさんの脂肪を蓄えてぶくぶく太って醜い体になったとしても生活習慣を変えることのできない弱い生き物なのです。

本当に人が生活習慣を変えれるようになるのは、ガンになったりもう取り返しがつかないところまで体を壊してしまってからという人がこの世で大多数を占めているのが現実です。

私は幸い今はすこぶる健康なのですが、なかなか不摂生な生活を変えることができません。

あなたは取り返しのつかないところになる前に自分を変えることができる方ですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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