初夏の風物詩として忘れていけないのが蛍鑑賞ですね。
夏本番を迎える前に儚く切ない光を漂わせながらゆらゆらと舞い飛ぶ蛍の群れ。
2015年の今年も夏の訪れを伝えてくれる蛍と出会うために、蛍にはどんな種類がいてどんな生態なのかを知っておけば蛍鑑賞がもっと楽しめると思います。
気になる女の子を蛍鑑賞に誘って、さりげなくうんちくでも教えてあげればあなたの好感度アップは間違いなし!ですw
そこでこの記事では蛍鑑賞する上で知っておきたい蛍の種類や生態をお伝えしていきます。
ハート型に光るホタル発見…だと?
YouTubeでも蛍鑑賞の動画はたくさん上がっていますが、蛍の発光が弱いため、カメラもいい機材を使わないとなかなかきれいに撮れないようです。
そんな中、こちらのすごい動画を発見しました。
とても綺麗に撮れていますし、ほんとにハート型に光っていましたw
投稿者さん、素晴らしい動画ありがとうございました!
蛍鑑賞の前に蛍の種類を知っておこう
蛍と一口に言ってもたくさんの種類が確認されており、世界では約4000種類、日本には約40種類の蛍がいると言われています。
蛍は種類に関係なくみんな光るものと思っていたのですが、蛍の種類のほとんどは実は光らないんですね。
光る蛍といえば次の3種類が一般的と言われています。
- ゲンジボタル
- ヘイケボタル
- ヒメホタル
みなさん一度は聞いたことがあるような名前だと思います。
でもどうして蛍の前に「源氏」「平家」という名がつくのでしょうか。
調べてみたところ諸説あるのですが、
ゲンジボタル
なんか無理矢理感も否めないのですが、一応このように言われています。
ヘイケボタル
「平家にあらずんば人にあらず」の平家全盛時代に蛍の名前が定着していれば大きい方の蛍がヘイケボタルだったかもしれませんねw
まさに「おごれる者も久しからず」ですw
大きさはゲンジボタルが1.5~2cmほど、ヘイケボタルが1~1.2cmほどで、メスの方がやや大きいです。
ゲンジボタルの方が体が大きく光も強いので蛍鑑賞にはゲンジボタルの方が向いているかもしれませんね。
蛍鑑賞に行く前に蛍の生態を知っておこう
蛍の寿命
蛍の寿命はだいたい1週間から2週間の間くらいで、メスの方が長生きでです(環境で変化します)。
蝉のように短い一生ですね(泣)
もちろん成虫になってからが短いだけで幼虫の時期を考えれば他の虫たちとさほど変わらないと思います。
蛍の食べ物
成虫となった蛍はエサを食べません。
水だけを飲んで生きていきます。
幼虫からサナギになる際にものすごいエネルギーを消費し、サナギから脱皮し成虫になるまでもものすごいエネルギーを消費したことででしょう。
にもかかわらず、サナギ以降は何も栄養分を摂っていないはずです。
「蛍さんなんか食べて~!」と言いたいところですが、彼らはそういう生き方を選んだんですね。
蛍の生息域
ゲンジボタルの生息域は本州以南とされてきましたが、北海道でも町おこしの一環としてゲンジボタルを放流してる町もあります。
ゲンジボタルは渓流など水がきれいで流れが比較的早い水域に生息し、ヘイケボタルは流れが緩やかな水域や水田や湿原などの止水域に生息しています。
最近ではゲンジボタルを観光の目玉として保護や育成している場所も多いので、流れの緩やかなところでも生息しているかもしれませんが、天然の蛍はこのような傾向があるようです。
ということは、かの名作「火垂るの墓」に登場し、防空壕の中を明るく照らしてくれたあの蛍は「ヘイケボタル」であると推察することができます!
いずれにせよ、蛍鑑賞をしよう思っている水域で蛍の種類を見極めることもできるということですね。
蛍鑑賞を楽しむためのポイント
せっかく蛍鑑賞を楽しむのであれば、絶好のチャンスを狙って出かけたいところです。
ポイントは、
21:00を過ぎると数が徐々に減り出してきます。
2015!蛍鑑賞の前に蛍の種類や生態を知っておこうのまとめ
いかがでしょうか、蛍鑑賞には桜前線ならぬ蛍前線というものもあって、沖縄を皮切りに徐々に前線は北上していきます。
蛍鑑賞を楽しむためのポイントを踏まえて蛍の美しい光に心を癒されてみてください。
最後に蛍鑑賞のマナーとして、「カメラのフラッシュを使わない」「大声で騒がない」「ゴミは各自持ち帰る」「草むらに入らない(蛍が昼間に草むらで休息するため)」が挙げられます。
蛍の一生は残り短いのでストレスをかけないようにしてあげましょう。
また、みなさんが気持ちよく蛍鑑賞できるよう各自がマナーに気を配りましょう。
別記事で蛍が一度にたくさん見れるタイミングを詳しく解説した記事を書きました。
合わせて読んでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年3月に兵庫県高砂市から京都府の京丹波町に引っ越してきました。
新居前にきれいではない川がありますが、1週間前から
蛍が乱舞しています。
まさか自宅前で蛍の鑑賞ができるとは夢にも思っていませんでした。
近年では少しくらい汚れている川でも、蛍は生息できるんでしょうか?
伊山 様
コメントいただきありがとうございます!
また、ご新居への引っ越し、おめでとうございます!
すごく素敵なロケーションに引っ越されたんですね。
自宅前で蛍の乱舞が観れるなんてこんなに贅沢なことはありませんよね。
めっちゃ羨ましいです!
さて、川の水質に関してですが、ヘイケボタルは多少の水質への耐性はあるかと思います。
しかし、現代でもゲンジボタルは水質に対してすごくナイーブなんじゃないでしょうか。
この時期で川に生息しているということを考えてもゲンジボタルの可能性が高いと思うのですが、やはり伊山様のご自宅前に流れている川がすごくキレイなんじゃないですかね。
断定的なお答えはできませんが、「少しくらい汚れている川」は主観的な印象になりますので、伊山様のご自宅前に流れる川はゲンジボタルが群生できるくらいきれいな水質であると考えられていいと思います!